VEGAS ProのFXには順番があります。
具体的に言うと、左から順番に適用されます。
「順番なんてどうでもよくね?」と思うかもしれませんが、FXは順番がとても重要です。
例えばカレーを作るときに、具材を何も入れていないのにいきなりカレールーを突っ込んだりしませんよね?カレールーは最後に入れないとダメですよね?
それと同じです。
FXにも
- 「これは最初にかけないとダメ」
- 「これは最後じゃないとダメ」
みたいな効果のFXがたくさんあるのです。
例えばトラックFXには、デフォルトで
- トラックゲート
- トラックEQ
- トラックコンプレッサ
という3つのFXが適用されていますが(ちなみにこの3つは「使用する確率がかなり高いよね」という親切心で入れてくれていると思うのですが)
これらのFXはそれぞれ以下のような目的で使用されます。
- トラックゲート・・・
→-ノイズのような不要な音をカットする
- トラックEQ・・・
→音の低音域・中音域・高音域を調整する
- トラックコンプレッサ・・・
→音が大きすぎる部分は小さくし、音が小さい部分は大きくする
これ、よく考えると理にかなった順番になっているのですよ。
- まず、音声素材のいらない部分をトラックゲートで削る
- 削った後の音声素材をトラックEQで加工する
- 加工した後の音声素材の音量をトラックコンプレッサで調整する
これがもし、例えば2.と3.が逆になると
- まず、音声素材のいらない部分をトラックゲートで削る
- 削った後の音声素材の音量をトラックコンプレッサで調整する
- 調整した音声素材をトラックEQで加工する
ということになりますが、2.トラックコンプレッサで音の大小を揃えたのに、3.トラックEQで音を加工しちゃうと、せっかく揃えた音の大小がまた変になっちゃいますよね。
というわけで「FXの順番は大事なので、FXをかけるときは気をつけましょうね」というお話でした。
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