FXの順番→左から適用される

VEGAS ProのFXには順番があります。

具体的に言うと、左から順番に適用されます。

▲この場合、トラックゲートトラックEQトラックコンプレッサの順で適用されます

 

「順番なんてどうでもよくね?」と思うかもしれませんが、FXは順番がとても重要です。

例えばカレーを作るときに、具材を何も入れていないのにいきなりカレールーを突っ込んだりしませんよね?カレールーは最後に入れないとダメですよね?

それと同じです。

 

FXにも

  • 「これは最初にかけないとダメ」
  • 「これは最後じゃないとダメ」

みたいな効果のFXがたくさんあるのです。

 

例えばトラックFXには、デフォルトで

  • トラックゲート
  • トラックEQ
  • トラックコンプレッサ

という3つのFXが適用されていますが(ちなみにこの3つは「使用する確率がかなり高いよね」という親切心で入れてくれていると思うのですが)

これらのFXはそれぞれ以下のような目的で使用されます。

  • トラックゲート・・・
    →-ノイズのような不要な音をカットする
  • トラックEQ・・・
    →音の低音域・中音域・高音域を調整する 
  • トラックコンプレッサ・・・
    →音が大きすぎる部分は小さくし、音が小さい部分は大きくする

 

これ、よく考えると理にかなった順番になっているのですよ。

  1. まず、音声素材のいらない部分をトラックゲートで削る
  2. 削った後の音声素材をトラックEQで加工する
  3. 加工した後の音声素材の音量をトラックコンプレッサで調整する

 

これがもし、例えば2.と3.が逆になると

  1. まず、音声素材のいらない部分をトラックゲートで削る
  2. 削った後の音声素材の音量をトラックコンプレッサで調整する
  3. 調整した音声素材をトラックEQで加工する

ということになりますが、2.トラックコンプレッサで音の大小を揃えたのに、3.トラックEQで音を加工しちゃうと、せっかく揃えた音の大小がまた変になっちゃいますよね。

 

というわけで「FXの順番は大事なので、FXをかけるときは気をつけましょうね」というお話でした。

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